 20080409 更新 |
３月１５日（土）。感動的な第４４回卒業式が、母校体育館にて執り行われました。
私は、式典に参加していて、昭和４５年９月発行の同窓会新聞にお寄せいただいた初代学校長、故・山田市郎先生の言葉を思い浮かべていました。
当時、学園紛争が盛んな時代で、その余波は高等学校にも及び、荒れた卒業式が話題になる時代でした。
昭和４５年３月の第６回卒業式ご出席されたときのことを書かれた文をご紹介いたします。
…現在、世間を騒がせている大学紛争にはふたつあります。一つは国家の体制を覆そうとする左傾したものです。
そしてもうひとつは、学校での教育が知識を詰め込むことに追われて、本当の教育、人生はいかにあるべきか、生きる目的というものを教えない。それに対する反撥があるのです。しかし葛商ではそのようなことはない。立派な教育が行われていると確信しています。
私は今年も、葛商の卒業式に出席させていただきましたが、学校に対する愛着の情から、泣いて答辞も読めない、という状況に接しもらい泣きいたしました。これは本当に先生と生徒の間に心のつながりがあるからだと思います。
そして葛商に対する世間の評判が良いのは、卒業された皆さん、教師、そしてご家庭の教育のたまものと思います。 |
卒業式の予行までは、大変だったと先生方のお言葉がありましたが、ご来賓や地域社会の人々の参列される本番の式典で、４４回生は参列者の涙をさそう、立派な卒業式を成し遂げました。地域社会に葛商の名が高まっています。
葛商の歴史に新しい時代を築いてくれた４４回生の皆さん、ありがとう！
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