記念誌トップへ戻る前のページへ次のページへ葛商ホームページトップへ戻る

    変わらない絆(きずな)、結んだ−クラブ活動−1
  硬式野球部が復活
  「モットーは最後まであきらめないことです」
  現・硬式野球部キャプテンの室井紀之(2年生)はきっぱりと話す。野球部はかつて夏の高校野球全国大会都予選でベスト16にまで勝ち進んだことのある(昭和55年と57年)名門だが、ここ数年は人数が集まらず、休部状態だった。
  室井は葛商に入学すると、級友の安藤恭輔(2年生)、佐藤宗希(2年生)とともに、野球に興味のあるメンバーを集め、野球部を復活させた。顧問兼監督を務めるのは山田和人(商業)だ。
  「最初は、まとまりが悪く、悔しい思いをすることもありましたが、練習を重ねるうちにチームワークもよくなってきましたね。同学年だけでなく、先輩、後輩の仲もいいんですよ」
  平成13年(2001年)の都立商業高校大会では牛込商業、第三商業、赤羽商業を連破し、1年生だけのチームで、いきなり優勝してしまった。平成14年(2002年)夏の全国大会都予選でも強豪の聖学院を2−1で破ったが、法政一高に惜敗した。
  今年4月には、ようやく全学年がそろう。エースの二木悠太(2年生)を軸に、次の大会は葛商旋風を巻き起こしてくれるだろう。

  女子バレーボール部が新人リーグ戦で優勝
  運動系の部活では現在、ソフトボール、サッカー、ハンドボール、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、硬式テニス、バドミントン、ダンス、卓球、陸上、水泳、弓道、剣道、柔道 などが活動している。
  平成14年(2002年)の都立商業高校大会では男子バスケットボール部が3位、男子サッカー部が4位と健闘した。東京都第2支部大会では陸上部の平井はつき(3年生)が砲丸投げで優勝している。
  女子バレーボール部は平成13年(2001年)の商業高校大会で優勝、新人リーグ戦でも優勝した強豪チームだ。平成14年(2002年)の新人リーグ戦も5勝無敗で突破し、リーグ優勝。現在、部員数は10人だが、2年生3人、1年生7人と1年生が多く、やはり来年度の活躍が期待できる。
  顧問兼監督は稲葉大輔(商業)、キャプテンは石橋麻里子(2年生)が務める。石橋は寡黙な印象だが、しんは強そう。
  「練習してきたことを、きちんと試合で実行できて、勝てた時がうれしいですね。稲葉先生を胴上げした試合が一番印象に残っています」
  と話す。定時制との関係で、練習時間を多くとれないのが悩みのタネ。

  児童館へパソコンを寄贈
  
上:児童館主催の「わくわくランド」にも参加
下:南新宿児童館で子供たちの質問に答える葛商生
文化系の部活には演劇、JRC、パソコン、茶道、簿記、花と野菜を作る会、ワープロ、珠算競技、百人一首、軽音楽、家庭科、英会話、将棋、映画研究会、吹奏楽、イラストレーションなどが名を連ねている。
  平成14年(2002年)9月、葛商同窓会が葛商近くの「南新宿児童館(仲村清美館長)」に3台の中古パソコンを寄贈した。同窓会の相談を受けた校長の高橋が提案、児童館に来る子どもたちに、パソコンにふれる機会を提供しようというものだ。
  ただ贈っただけでは、子どもたちは使えない。「できたら、葛商の生徒が指導にきてもらえないだろうか」との要望があり、パソコン部、ワープロ部の部員たちが、子どもたちのパソコン操作をアシストすることになった。
  「最初はためらっていましたが、『児童館から頼まれたから』と話すと、『じゃあ、いきます』と。子どもたちにパソコンを教えることで、生徒も自信がついてきたようですね。生徒にとっても大きなプラスになっていると思います」
  2つの部の顧問をしている塚田行江(商業)は話す。試験期間などを除いて、週に2〜3回、多い時は7〜8人の部員たちが出かけて、操作方法を教えたり、質問にこたえている。
  「単にパソコンの操作を教えるだけではなく、ゲームや遊びもつきあってくれるので、子どもたちは大喜びですよ」(仲村館長)
  平成14年(2002年)10月には「児童館わくわくランド」というイベントに「パソコンで遊ぼう」コーナーを設け、パソコン部、ワープロ部の部員が指導にあたった。
  「子どもたちだけでなく、大人の人たちも、ずいぶん来ましたね。葛商の文化祭で使った『千と千尋の神隠し』の看板(写真を撮れるように顔の部分をくり抜いたもの)を持っていったら、大人気でした」
  とパソコン部の新井祐史(2年生)。ちなみにパソコン部、ワープロ部は各種の大会でも活躍している。平成14年(2002年)には飯塚将訓(3年生)、竹田勇太(3年生)、石川祐輔(3年生、ワープロ部・前部長)の3人でワープロ関東大会(団体)に出場したほか、石川がワープロ全国大会、飯塚がプログラム競技会全国大会に出場し、好成績を収めた。

記念誌トップへ戻る前のページへ次のページへ葛商ホームページトップへ戻る

COPY © 2006-2007 葛飾商業高校同窓会 ALL RIGHT RESERVED