第10代校長（平成11〜14年度）高橋  久子

  皆様こんにちは。私は、井出校長の後任として平成１１年４月１日付けで着任しました高橋です。３７年間の歴史の中で培われた良き伝統を引継ぎ、葛飾商業高校の充実と発展に心をよせ、卒業生の期待に応えられる学校を作って行きたいと思っております。
卒業生の皆様には、開校より今日にいたる迄その時々に、母校のためにご尽力、こ支援を賜り感謝申し上げます。この６月にも、プログラムと簿記が東京大会で優勝して、全国大会の代表権を得ましたところ、さっそく横断幕を作って下さいました。おかげで、高砂駅に１ヶ月も掲げることが出来ました。
このことは、代表生徒は勿論のこと、生徒全員の励みとなり、さらには本校教育活動のＰＲと波紋がひろがり、その反響は大きい物がございました。卒業生ならではの行き届いたご配慮とその効果に感謝の気持ちでいっぱいです。
現在、本校の生徒数は商業科４クラス４５４名、情報処理科２クラス２３１名の師名です。
日々の教育活動では、教員が献身的に指導をつづけており、生活面、進路指導面、学習面など課題解決に向けて取り組み、成果をあげているところです。学習面では、１１年度の実績として一端をお示ししますと、全商簿記検定３級合格率９８．３％２級は、９７．９％情報処理検定合格率３級１００％２級は６５．４％と検定合格率は、東京都のトップ水準を保っております。これは徹底した補習や、個々に応じた指導など教員の指導と生徒の意欲が一つになったからでしょう。“葛商に入れば資格がとれる”“勢いのある学校ですね”このところそんな言葉を良く耳にします。これもひとえに卒業生が良い校風を残して下さったお陰と有り難く思っています。さて、２０００年の幕開けは教育改革の年代だと言われております。教育という国家的事業の中で葛飾商業高校としても、社会の波に敏速に対応していく必要があります。これからは、本校の建学の精神”学ぶ一人ひとりを大切に個性の伸長や人間性を培う”教育を大切にしながら、一方時代の要請や生徒のニーズに応えて変えなければならない部分については、付加価値の高い改革を進めていきたいと思っております。
今後とも葛飾の進展を暖かく見守って下さいますようよろしくお願い致します。終わりに卒業生の益々のご活躍を祈念しております。

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