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  ■2006年夏高校野球部物語Part.2(1)
記事:2006.7.11 スポーツニッポンから
2006.7.24

第88回全国高校野球選手権(東東京大会)

修徳みそぎの1勝
       不祥事で出場絶望…処分短縮に感謝と喜び

1回戦(7月10日:神宮球場)
都足立西       (5回コールド)  
修  徳     10

写真1
<修徳・都足立西> 試合前、スタンドの応援団に
深々と頭を下げる修徳ナイン(撮影・沢田明徳)

あきらめず練習
また試合ができる。その感謝の気持ちがあふれていた。10安打10得点で5回コールド勝ち。修徳のエースで4番、高校通算45発のスラッカー磯部主将は言った。
「また神宮でできてありがたかった。試合に出ることができるようにしてくれた人たちのために一生懸命にやった結果がこうなりました」

昨年9月に野球部員による集団万引きが発覚。チームに1年間の対外試合禁止処分が下され、当初は来年の選抜も絶望的な状況だった。55人いた2年生部員は39人がチームを去った。だが、磯部はやめなかった。「野球を奪われたわけじゃない。自分は上(プロ)でもやりたい。だから夏まで練習に出る」
大好きな野球。プロという目標がなくてもみんな同じ思いだった。試合ができなくても現3年生34人は全員が残って練習を続けた。そんな姿勢が認められ、5月末に処分の3ヵ月短縮が決定。最後の夏にギリギリ間に合った。磯部は注目の打撃では3打数1安打ながら、エースとして5回2安打完封。ひたむきな3年生に導かれて2年生も続く。5番・庄司は満塁弾を含む3安打5打点と打ちまくった。

指揮官の目に涙
試合後、小田川監督は開口一番「すいませんでした」と頭を下げた。過去に同様の処分を受けた高校を回り、選手のモチベーションを保つ手法を探った指揮官は「1日でも長くこの子たちと野球をやっていたい」と声を詰まらせた。
4年ぶりとなるノーシード。修徳の感謝の夏はまだまだ続く。 

=7/11スポーツニッポン=


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