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 2011年 夏の甲子園開幕 青森・秋田/
光星、被災地に勇気!!青森勢42年ぶり2度目の準V
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◆第93回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 日大三11―0光星学院(20日・甲子園) またしても白河の関越えならず―。青森の光星学院は日大三に大敗し、東北勢悲願の初Vはならなかった。プロ注目のエース・秋田教良(3年)が先発も、2本塁打を含む12安打を許して7回途中9失点で降板。打線も日大三のエース・吉永健太朗(3年)に5安打完封負け。それでも、青森勢の準優勝は1969年の三沢以来、42年ぶり2度目。東日本大震災で被害が大きかった地元に勇気を届けた。

 底抜けに明るい光星学院のナインが、日大三の校歌を聴きながら泣き崩れた。先発・秋田が7回途中までに9失点して降板。自信を持っていた打力でも圧倒された。東北勢悲願の初Vはならなかった。川上竜平主将は「優勝旗を持ち帰りたかった」と声を絞り出した。

 メンバー18人のうち、11人が関西出身者。県内出身者が3人しかいないことに批判の声があるのは、選手も理解していた。ただ、沖縄出身の川上主将は「青森で自分たちより練習しているチームはない」と言う。青森代表として大会に臨む気持ちに変わりはなかった。

 東日本大震災が発生した3月11日。学校のある八戸市が津波で甚大な被害を受けている時、チームは沖縄合宿中だった。そのまま大阪入りしてセンバツに出場。「被災地へ勇気を」と期待をかけられたが、2回戦敗退に終わった。どこか気持ちが浮ついていた。

 八戸に帰り、ボランティア活動のために初めてバスで被災地を移動する際、仲井宗基監督(41)は選手に言った。「しっかり目に焼き付けて、どういう行動ができるか、しっかり考えろ」。冬場に毎朝、約1時間かけて行う寮での雪かきが苦痛だった。はじめは「これを毎日、やらなあかんの?」と顔を見合わせた。でも、目を覆うような惨状を目の当たりにし、どれだけ八戸が好きなのか気付いた。「甲子園、頑張ったね」と声をかけてくれる地元の人のために、もっと勝ちたいと願った。

 青森勢では69年の三沢以来、42年ぶり2度目の準優勝。川上は「(被災者は)勝ち負けよりも、どういう姿でやっているかを見てくれていると思っていた。満足しています」と前を向いた。この先の夢は必ず後輩たちがかなえてくれる。

 ◆川上、プロ志望届提出へ 〇…主将の川上がプロ志望届を提出することを試合後に明言した。2回戦の専大玉名戦で81年ぶりとなる満塁弾&ランニング弾を放つなど3本塁打をマーク。強打の外野手としてアピールするだけでなく、光星学院を初の決勝に導く強烈なリーダーシップも発揮した。川上は「(プロ志望届を)出します。やることはやったので、あとは待つだけです」と話した。また、エースの秋田は社会人でのプレーを希望した。

 ◆あっちゃんも涙 〇…“光星のあっちゃん”の頬を涙が伝った。AKB48の前田敦子似として話題になった光星学院・斗沢優希マネジャー(3年)は一塁側アルプス席から声援を送った。終始押される苦しい展開に9回途中からは堪えきれず、大きな瞳から涙がこぼれた。「負けたのは残念ですけど、ここまで連れてきてくれた選手たちに感謝したいです」。最後は本家顔負けの笑顔でナインを迎え入れた。

光星学院アルプスから声援を送る斗沢優希マネジャー
光星学院アルプスから声援を送る斗沢優希マネジャー

スポーツ報知  8月21日(日)8時2分配信



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