■1回戦から戦い、修羅場をくぐった方が強くなる場合も。
両チームとも甲子園では再試合を含む7試合を戦っている。
しかも戦力が潤沢だったわけではない。
だが、見ていてはっきりと感じ取れるぐらいに彼らは一戦ごとに強くなっていった。その経験値が決勝戦で生きたのだ。
だから、聖光学院や花巻東も、決勝戦という最終関門を突破することを考えれば、1回戦から戦い、修羅場をくぐった方がいいのかもしれない。
いずれにせよ、3日の抽選日は、東北勢が5日目か6日目に入ったら「よしよし」とほくそ笑み、それより早い日程に組み込まれた場合は「決勝戦で勝つためにはこっちの方がいい」と気持ちを立て直すことになりそうだ。
東北贔屓だと言われようが、この夏は、少なからず、被災地の思いを背負ったチームに肩入れしないわけにはいかない。
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